夢はエッセイスト?
人間というものは面白いものである、特に私は
幼い時真剣に作家になりたくて仕方がなかった。
モノ書きで生計を立てられるのが一番効率的で
静かな書斎さえあれば何とかいけるのではない
かと恥ずかしいながら真剣に思っていた。近年
飛行機に乗ると決まって食い入るように見るのが
ANAの「翼の王国」やJALの「SKYWARD」だ。
マイルは主にスターアライアンスだからANAを
利用することが多いいのだが、こと機内誌に関し
てはJALの方が読み応えがある。特に浅田次郎の
「つばさよつばさ」は
あまりの面白さにあっとい
う間に読んでしまうので決まって3回ぐらい読む
そう言えば代表作の一つ「ぽっぽや」が発売され
た時はちょうどフルーツ屋から今のガイド業にシ
フトしていった時だった。遠く鉄道の上を訳のわ
からない汽車に乗りこれから何処に行くのか、い
つまで乗っているのか、不安と希望に満ち溢れて
いる時に読んだ。話を戻して、今月号は「ズレる」
感覚だった。私も昨年は60数年生きてきて今まで
経験したことのないことが多々あった。自分でも
気がつかないうちに、釣りの時の起床時間であっ
たり、竿の手返しであったり取り込みであったり
彼の言う通り確かにここ最近少しズレているのだ。
なんだやはり釣りの話かと半ば呆れて思うなかれ
まだ少しの段階だから良しとしても、いずれこの
ズレは大きくなるかと思うと恐ろしくなってくる。
仕事に関しては自分でもわきまえていると思って
いるのだが、きっとこれも神様に言わせると「甘
い」ということになるのだろう。感覚的なズレ、
物理的なズレ、精神的なズレなどは遅かれ早かれ
人間には必ず公平にやってくるのだ。どうせズレる
のなら私は競ではなく満足の方にズレてもらいたい。
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