避難所において、先生が診療中に
こちらの ご年配の女性としばらく
話す機会があった。
1人暮らしの92歳になるこの女性、
地震があったとき、たまたま近くに
住む妹さんが遊びに来ていた。
その瞬間、テレビが天井近くまで
跳ね上がったという。
うまく歩けない状態のお姉さんを
妹さんが靴をはかせて引きずって
逃げたという。
仲良くなったので、しばらく話していたら
ポツリ・ポツリとその瞬間を語り始めた
昨日まで・・
長男とお孫さんが行方不明だったのだが
つい一時間ほど前、死亡確認が入った
という。
この話を始めると、突然私の手を握り
小さくうずくまって、すすり泣いてしまった。
しばらくして 今日撮った歌津浜の
写真を見せると、こんなにも浜が
壊れて何もなくなってしまったの・・
え! と不思議に思ったが
いまだ電気も水道もガスもきていない
もちろんテレビも見られなければ
新聞も無い
我々が毎日見ているテレビの情報は
全く入ってきていないのだ
ガソリンスタンドは跡形も無いが
下のタンクから手でくみ出して20Lだけ
配給してくれる