ドロミテ通信5
今日は天気もよく街の近くM.Faloriaに
あるヴィアフェラータに行ってきました
が、ヴィアフェラータより素敵なある
私的なドラマがありました。
頂上までロープウェイで行き一息ついて
いると、近くに人なつこいワンちゃんが
よってきました。ご主人は初老のご夫婦
のようです。
私はいつものように少しかまってからヴィ
アフェラータの取り付きまで歩き始めると
しばらくして私たちの後を追うようにして
さっきのワンちゃんが走ってくるではあり
ませんか。
10分、20分、30分経ってもまだ私たちの前
に行ったり、後ろを歩いたりして付いてきます。
そして、いつの間にかご主人の姿は見えなく
なってしまいました。
心配になった私が「Stay here! 」というと
一旦止まってまたすぐに後を追ってきます。
こんなことがしばらく続きました。
かなりの時間付いてきたので 私がGo back!
というととても悲しそうな顔をしてこっちを
じっと見ているではありませんか。ワンちゃん
はしばらくその場所にいましたが、この言葉の
後は私たちを追ってきませんでした。
またしばらくして何気なく後ろを振り返ると、
頭を下げてトボトボと帰って行くのが見えました。
コルチナ/ドロミテにて
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