国際山岳ガイドのブログ

エッセイ、ひとりごと、山の話、シャモニー、グリンデルワルト、ツェルマット、山岳ガイド、パラグライダーのお話 国際山岳ガイドNAGAOKAのアクティブ日記

2025/04/16

続けて八ヶ岳

先日の阿弥陀は大快晴だったのに、2日後は

猛吹雪、面白いのを通り越して複雑な心境だ

私は頼まれれば誰だって、どんな人だって差

別はしない、心情、宗教なんて関係ない、山

の登らせて欲しいとの依頼があり時間が合え

ば仕事は受ける。

彼は  吹雪の中初めての降雪体験

雪ってこんなに軽いんだ、全然冷たくないね

〜〜〜〜〜

彼は中東の学生、9月からは徴兵で実践訓練

に入る。今盛んに戦闘している真っ最中の国

からのお客さんだ。

彼はただ一言「死ぬ前に雪が見たかった」

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彼は23歳、まだあどけなさが残る、、

投稿時刻 10:38 お知らせ, ひとりごと, ウェブログ, エッセイ, 時事問題 | 個別ページ

2025/01/01

今年も良いことがありますように、、

アイガー3970m/スイス

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20数年間無我夢中で50回以上登ってきました

思い出すと涙が出るほど、いろいろなことが

ありました。遭難者を救助したこと、地元の

ガイドを何パーティもごぼう抜きしたことも

そして北壁では平出くんとパーティを組んで

登ったこと、登山したら無事に生きて戻って

くる、当たり前ですが昨年は平出くんも含め

友人が6人も山で亡くなってしまいました

アルパインクライミングは残酷ですね、、

〜〜〜〜〜

新年早々 すみません、、

〜〜〜〜〜

私の誇りはガイドになって30年以上、自分は

何度か怪我をしましたが(ヘリコプター救助

も2回)恥ずかしい話です、、  でも

お客さんの大きな怪我は一度もありません

〜〜〜〜〜

だからこそ少しづつ終わりが見えてきたガイド

人生を無事に、安全に、楽しく終わらせようと

今日、1月1日 新たに誓うことにしました

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〜〜〜〜〜

お客さんも私も皆さんが

今年も災いなく過ごせますようにお祈り

いたします

投稿時刻 14:16 お知らせ, ひとりごと, ウェブログ, エッセイ, ガイディング, クライミング, 講習会 | 個別ページ

2024/12/31

今日は大晦日

今年も皆さまには本当にお世話になりました

皆様には感謝の言葉しかありません

来年もよろしくお願いいたします

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あと何年この仕事を続けていられるか、最近

ふと不安になりことがあります、物事は全て

無理をして続けてもいいことはありません。

わたしの好きな言葉に「晴耕雨読」という言葉

があります。畑仕事は晴れた時にやればいいし

雨が降ったら無理をしないで本を読めばいい。

〜〜〜〜〜

又私の座右の銘に”人事を尽くして天命を待つ”

というのがあります。   これは

できることは全てやり尽くし、あとは静かに

天命に任せる。   いい言葉ですね

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もう行くことはない、、

20年近く前のモンブラン頂上

来年は年頭の挨拶を失礼させていただきますが

皆様においては良いお年をお迎えできることを

お祈りしております。

本当にありがとうございました。

投稿時刻 21:01 お知らせ, ひとりごと, ウェブログ, ウェブ・技術, エッセイ, ガイディング, クライミング, ゲーム, スポーツ, パラグライダー, 旅行, 映画, 時事問題, 書籍, 書道, 科学, 講習会, 釣り, 音楽, 食 | 個別ページ

2024/12/22

皆さんの優しさに感謝!

今回は毎年恒例の雪山登山の基礎講習でした。

集合時間は湯檜曽に午前9時の予定でしたので

電車の方もいらっしゃいましたので、皆さんは

8時半過ぎには集合していました。

私はというと、今日は朝用事があり前橋経由で

関越自動車道に乗ったのですが、それとほぼ同

時刻に前橋インターの次の駒寄SA手前で多重事

故が発生してしまいました。私の7〜800mくら

い前です、すぐに数台の救急車とパトカー消防

車まで出動してきましたので、これはただ事で

は無いなと思いましたが、まさか4時間以上も

足止めされると思いませんでした。参加者の

皆さんと連絡をとりながら落ち着けない時間

を過ごすしかなかったのですが、考えること

は何故もっと早く出なかったのだろう、、、

何故前橋なんかによってきたのだろう、、、

〜〜〜〜〜

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きっとみんな心配して大変なことになってい

るのだろうと思いつつお昼過ぎにやっと合流

したのですが「長岡さん本人が無事で何より

良かった、それが一番」この言葉を聞いた時

ほんと涙が出るくらいすごく嬉しかったです。

〜〜〜〜〜〜

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その後はいつも通り、アイゼンワークの基礎か

らツェルトを含む安全対策、などなど、

〜〜〜〜〜〜

翌日は朝から雪が降っており時間が経つにつれ

て猛吹雪に、、こんな時はやることは一つ、、

でも基本的には、今まで降っていなかったので

累積的な降雪量はあまり無く苦労はしたのです

が皆さんの頑張りでとても良くできました。

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雪洞が合理的に掘れるかどうかは、 まさに

「生と死の分岐点」になるかどうか私は身を

もって何度も体験しています。

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もう一つの「生と死の分岐点」それはオムツ

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投稿時刻 23:14 お知らせ, ひとりごと, ウェブログ, エッセイ, 講習会 | 個別ページ

2024/12/18

お習字について

一昨日は今年最後のお習字の日でした

私の尊敬する勅使河原里雪先生に会えるのも

今年は最後、本当に尊敬できる師とは字の綺

麗さだけではなく、人にものを教える、その

考え方、人間としてどう接するか、、いって

みて、してみて、させてみて、ほめてやる、

〜〜〜〜〜

授業をお受けているその瞬間はまさに涙が出

るほど幸せな時間です、教えるということは

まさにこのようなことを言うのかもしれない

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これはなんという字でしょうか?

分かりますか?

答えは最後に

〜〜〜〜〜

今回は好きなように好きな思いを浮かべて書く

いわゆる 「キャレ文字」

私は「めでたさも中位なりおらが春」が好き

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先生が書いてくれた赤丸の中に好きなように

書くのもやってみました

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これは「初笑いつられて笑いをはりけり」

お正月楽しいことがあって初笑いを見た時

つられて笑ってしまった、という”風生”作

の俳句です、

台所に貼ってあるのですが、見るたびに

笑ってしまいます、、

〜〜〜〜〜

一番最初の赤い一文字は、私が考える今年

の一文字です、これは今年一年いくつかの

終わりもあり、また出会いというか始まり

もありました、実は当初今年の一文字は

”終”にしようかと考えていました。意味

は終わりというよりは、一つの区切りとい

うニュアンスで考え、一旦区切りをつけな

ければ次に進めないと思ったからです、

でも終わりという字では何か終焉としか感

じられない印象なので、じゃ”続”がいいか

なと先生に相談したら、「う〜ん」続くも

いいけど人生でも一つの区切りの間の”間”

というのはどうかな、と提案を受けた途端

一つの言葉を思い浮かべました。それは

私の好きな落語家先代「桂小文枝」師匠が

笑いは面白い言葉や面白い顔で笑わすんじゃ

ない、言葉の”間”で笑わすのが一流なんだ

という言葉でした。ということで最初の

一文字は”間”です。

投稿時刻 08:31 お知らせ, ひとりごと, ウェブログ, エッセイ, 書道 | 個別ページ

2024/07/14

今日のChamonixでの出来事

いろいろなことがあった、

昨日の大雨から今日は朝から気持ちよく晴れた

仕事も一段落したので、洗濯大会となりスター

トしようとAPJへ行くと数年ぶりの友人に会った

ここにいると、数年ぶりの一瞬が体験できる。

彼女もこちらでハイキングガイドをしている。

結婚して名前が変わったようだ、Miyakoさんと

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話していると、彼女の下の住人はなんと写真家

のOhのさんだった。こちらも久々なのでお邪

魔して話し込んでいた。

〜〜〜〜〜〜

ちょうど私は洗濯をして乾かす間、時間が空

ので、よろしかったら車で行けるところまで

お連れしますよ、、 ってお誘いしました。

〜〜〜〜〜〜

彼は最近写真集も出した有名な写真家です。

ぜひ皆さんも手に取ってみてください。

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ドライブ中、いろいろな話をしていただいた。

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夫婦が手を取り合っていく姿を見ていると

ご案内できる幸せを噛み締めている、、

〜〜〜〜〜〜

APJに戻ってきて洗濯物を取り込んでいると

空にはパラグライダーのオンパレードなので

ちょこっとフライトをしてきた、、

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全部終わると非常に腹が減ってしまったので

今日は「豚肉の生姜焼き」だ、1人で作って

1人で食べる、、なんか寂しい感じもするが、

若い時は1人でもなんでも無かったのに、、

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今日は晴れていたのに長袖、飛んでいる時は

ダウンパーカーにオーバーズボン、今も20度

長ズボンじゃないと寒い、

あ〜 日本は暑いのだろうな、、

投稿時刻 03:21 お知らせ, ひとりごと, ウェブログ, エッセイ, ガイディング, パラグライダー, 旅行, 食 | 個別ページ

2024/03/07

坂本龍馬記念館

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投稿時刻 08:22 お知らせ, ひとりごと, ウェブログ, エッセイ, 旅行 | 個別ページ

2024/03/05

幕末の日本に世界を伝えた国際人

土佐の高知に来ています、私は土佐といえば

ジョン万次郎(中濱万次郎)をすぐに思い浮

かべます。

万次郎は漁師の次男として生まれ14歳のとき

漁に出て遭難し、無人島(今の鳥島)の漂着

し143日間過酷な日々を過ごした、幸運にも

アメリカの捕鯨船に助けられアメリカに渡り

そこで学び日本人留学第一号となった。

〜〜〜〜

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彼は日本に帰ってから通訳として咸臨丸に乗船

し、勝海舟たちとサンフランシスコに入港して

日本を近代化へと導く数多くの偉業をなしえた

のだ。

〜〜〜〜

そんなことを考えながら、夜の街へ、、

土佐の友人が案内してくれた「ひろめ市場」

大衆酒場の集合体だ!

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知らないおっちゃん同士が酒を酌み交わして

時間が経つと肩を組んで何か歌っていた、、

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”土佐〜の 高〜知の”

車からだったので見ずらいが奥の赤い橋です。

昔の「はりまや橋」は手前のコンクリート橋の

ところだったとか、

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この写真にも写っている「こじゃんとうまい」

とは一体どんな意味だろうか?

最後はここよ、ここと

地元の人がいっていた「ラーメンチョンマゲ」

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ここにも訳のわからない文字が

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営業しゆうきね なんじゃこりゃ!

さんざ呑んだ後の夜中の炭水化物、、あれ、誰、

ノースのアスリート契約している人は、、

ノース仲間には絶対に言えませんね、、

投稿時刻 10:04 お知らせ, ひとりごと, エッセイ, 旅行, 食 | 個別ページ

2023/12/09

10年前の写真が、、

月日が経つのは早いものですね。

この写真多分黒岩の「西陵の頭」だと思います

が皆さん充実したいい顔をしています。

〜〜〜〜

こやさ〜ん、  <左後ろ>

星になって空から私を見ていますか?

本当に色々な所に行きましたね、秋田の追良瀬

では小屋さんを放ったらかしてキノコ取りに夢

中になり、結果多く取りすぎてザックに入らず

大笑いしながらテン場で干物にする羽目に、、

〜〜〜〜

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〜〜〜〜

おかざきさ〜ん  <左前>

天国で登っていますか? 70歳を過ぎて

谷川岳一ノ倉沢/衝立 事故を目撃しながらも

よく完投しましたね。色々あったため一ノ倉

出合いに戻ってきた時は、薄暗くなっていまし

たが息子さんに連れられて車椅子の奥様が迎

えてくれて抱き合って「無事でよかった」の

声を聞いた時には思わず泣いてしまいました。

〜〜〜〜

投稿時刻 09:28 お知らせ, ひとりごと, ウェブログ, エッセイ, 講習会 | 個別ページ

2023/09/29

仕事合間に、、

立ち寄った能登路、必ず思い出すところがある

それは私が30代の頃、石川県の北の先端にある

珠洲市が主催で「珠洲トライアスロン」という

のがあった。そこで55位に入ったのが今でも記

憶に残っている。たしか色々とコースはあるの

だが全部で600人以上出ての55位は自分として

満足のいくレースだったのだろう。30年以上前

のことだ、今回訪れてみても全く覚えていない。

〜〜〜〜

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〜〜〜〜

能登路をぶらりぶらり立ち寄っていく余裕は

最近なかったので、自分でも不思議な感じだ。

確か、鉄道が走っていた記憶を辿って七尾市の

方へ下っていくと、あった。 そして

まだ走っていて幸運にも乗ることができた。

ここも例外ではなく乗降客の減少により一時は

廃線になったが、地元の皆さんの努力が実り

町おこしで最近また走るようになったという。

今は七尾市から穴水町まで走っている。

〜〜〜〜

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〜〜〜〜

途中の駅「能登中島駅」には今では珍しい

郵便電車が展示してあった。大正から昭和の初

めには日本全国に走っていたという。

そもそも、ここ石川県までは飛行機で小松飛

行場ではなく「のと里山空港」に来たのだ。

だから七尾市までは下ることになる。

〜〜〜〜

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〜〜〜〜〜

ところが明日帰るという時に夕方突然腹痛が

おきてしまった。午後7時の夕食には海鮮料理

を食べるはずだったが一向に治らない。それど

ころかだんだん痛さが増して歩くのもやっとに

なってしまった。我慢できずタクシーを呼び

七尾市にある「公立能登総合病院」まで40分

近く走り、とても優しい研修医さんに夜間診

療をしてもらった。いくまでの道中お昼に食

べた貝飯が当たったかな、いや思ったよりも

能登は暑かったのでソフトクリームの食べす

ぎかななどと勝手に考えていたが、、

 何と「虫垂炎」だった。

〜〜〜〜〜

MRIを撮ってみてもあまり腫れが酷くないので

このまま抗生物質を出しておくので騙し騙し

帰りましょうだって、、どうしよう、、、

帰ってきたのは午後9時30分過ぎ、当然夕食は

全額払ってキャンセル。

このまま来月は出張が続いているというのに

〜〜〜〜〜

投稿時刻 22:46 お知らせ, ひとりごと, ウェブログ, エッセイ, 旅行, 食 | 個別ページ

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