見て見ぬふりをしない、、勇気を持って
7月この時期に日本にいるのは何年ぶりだろう。
雨ばかり、蒸し暑い、魚が釣れない、鮎釣りに
も行けない、クライミングもできない、ほんと
良いところが見当たらない。
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でも考えてみれば、時間があったからこそ身体
のいろいろなところを検査したり、手術をした
り、とりあえずメンテナンスができたのは良か
った。
また余った時間をなるべく読書にあてた。
また気になっていたブログやエッセイも、なる
べく見るようにした。
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そんな中、、
私の小学校、中学、高校の後輩の女の子、とい
っても今はいい大人だけど、、彼女がブログを
書いているので何気なくのぞいたらこんなこと
が書いてあった。
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わたしは小さい頃から
よく男の子にちょっかいを出される方だった。
小学1年生の時、クラスの男の子からいじめに
あった。 しかも性的なやつ。
恐怖で何も言えない、できない。
とにかくその子の存在自体が怖い。
それは、毎日、放課後ある一定期間つづいた。
鋭い目で睨まれて、呼び出される度、
恐怖に震え硬直した。
その時、何が起こっているかわからなくて
とにかく怖くて
恥ずかしくて
誰にも相談できなかった。
逃げたり逆らったり、抵抗したかったが
威圧的なその子に対して
力もなくて
かよわい自分は
従うしかなかった。
ある日、
いつものように教室でいじめられていたら、
たまたま、クラスの子が何人か通りがかって
気づいてくれた。
「何してるの?」
相手はハッとして、いじめるのをやめた。
わたしは涙が出そうになった。
安堵した。
やっと気づいてもらえた。
助けてもらえた。
その日以来、いじめはなくなった。
でもわたしの中に傷は残った。
どうして、わたしだけがあんな目にあった
んだろう?
わたしの前の席にいる女の子はとても可愛
くて、わたしをいじめた男の子とも普通に話
せている。
わたしが弱いから?
わたしが嫌われているから?
わたしは前の席に座っている、
この、可愛くて強い女の子になりたいと思った
でも、どんなにがんばっても
前の席の女の子になることはできなかった。
自分で自分を守れなかった悔しさ
みじめさ、悲しみ、恐怖などが残った。
小学2年生の時も
1年生の男の子2人からいじめられ
泣きながら帰ったこともあった。
クラスには、
毎日ちょっかいを出してくる男の子がいて
嫌で嫌で仕方なく、
わたしはその子のことが大嫌いだった。
ある日、程度がひどかったので
抵抗して顔を引っ掻いてしまったことがあった。
爪痕が残り、みんなに気づかれるほどの
けがになってしまった。
先生が気づいて
「誰がやったの?」
と聞かれた。
すごくみじめで気まずい気持ちになりながら
みんなの前で手を挙げた。
謝って、
冷やしたタオルで手当てしてあげるように
と言われ、
(向こうが先にやってきたのに!)
と心の中で思いながらも
いい子のわたしは先生に従うしかなく
しぶしぶ濡れタオルを用意し
謝って、手当てした。
屈辱を感じた。
その時の、その子のとても嬉しそうな表情を
今でも覚えている。
=つづく=
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世の中には私たちが知らない、いじめや暴力
ハラスメントが数多く潜在している。
私は黙っていない人間になりたい、、
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