この少年は死んだ
弟を背負って仮の
火葬場へやってきた。
直立不動の姿勢で
歯を食いしばり
涙も出さないでやがて少年は
帯を解いて弟の亡骸を燃えさかる
火の上に置くと、直立不動の姿勢
のまま回れ右をして立ち去った。
写真家ジョー・オダネルが昭和20年
8月29日に長崎の原爆被災地で撮った
ものだ。
この写真を見ると熱く胸にこみ上げて
来るものがある。
山の遭難救助をしていると ふっと思う
ことがある。
この人は何を思ってこの山に来たのだろう
この山頂でどんな風を感じたのだろう・・って
写真家ジョー・オダネルが死んだのは
今年8月9日くしくも長崎に原爆が
落ちた日だった。
岡崎様
こんな生意気なことを
言えた義理ではないのですが
つい書いてしまいました
なんの関係も無いのですが
遭難救助の現場に携わって
いる方々が無事でいられるように
つい祈ってしまうのです
投稿: kenny | 2007/10/14 21:08
昭和20年。 私は10歳でした。
写真の少年が生きていれば
ちょうど私くらいかと思います。
なんともせつない写真です。
投稿: 岡崎 恭男 | 2007/10/07 16:38