国際山岳ガイドのブログ

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2007/10/07

ジョー・オダネル

450566 この少年は死んだ

弟を背負って仮の

火葬場へやってきた。

直立不動の姿勢で

歯を食いしばり

涙も出さないでやがて少年は

帯を解いて弟の亡骸を燃えさかる

火の上に置くと、直立不動の姿勢

のまま回れ右をして立ち去った。

写真家ジョー・オダネルが昭和20年

8月29日に長崎の原爆被災地で撮った

ものだ。

この写真を見ると熱く胸にこみ上げて

来るものがある。

山の遭難救助をしていると ふっと思う

ことがある。

この人は何を思ってこの山に来たのだろう

この山頂でどんな風を感じたのだろう・・って

写真家ジョー・オダネルが死んだのは

今年8月9日くしくも長崎に原爆が

落ちた日だった。

投稿時刻 00:06 | 個別ページ

コメント

岡崎様

こんな生意気なことを
言えた義理ではないのですが

つい書いてしまいました

なんの関係も無いのですが

遭難救助の現場に携わって
いる方々が無事でいられるように
つい祈ってしまうのです

投稿: kenny | 2007/10/14 21:08

昭和20年。 私は10歳でした。

写真の少年が生きていれば

ちょうど私くらいかと思います。

なんともせつない写真です。

投稿: 岡崎 恭男 | 2007/10/07 16:38

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