モンローの唇
連休の混雑を予想して、1日早めの出発
にしてもらいました。
おかげさまでたいした混雑もなく
今回は早めに剣沢の小屋に入り
ゆっくりと鋭気を養い、次の日の
長い行程に備えることが出来ました。
上の写真
剣本峰越しに見える剣沢上部を眺めると
もうだいぶ来たことが分かり、ホッとする。
快調に、いや順調に進んでいるようだ。
池ノ谷ガリーでは、いくら説明しても
正面に見える小窓の王を眺めている
余裕は無いかもしれない。
比較的安全と思われるところで
チンネの頭、八つ峰の頭、など説明している
間も落石来るなよ、滑って転ばないようにね
と、祈る思いです。
ルートはもうお分かりですね。
今年は仙人池のばっちゃんの所ではなく
池ノ平さんにご厄介になりました。
というのも、シャモニーにいる時でしたが
この北方稜線を計画中に、グットタイミングで
小屋の管理者今朝和さんからメールが来たのです。
その今朝和さんが、命名したのですが
思わず笑っちゃいます「モンローの唇」
雪渓が残っているときは、もっと鮮明に
シャインリップのように見えるそうです。
その唇の上部はチンネです。
そして
小屋では20数年ぶりに昔の仲間に会いました。
その時の言葉・・
「失礼ですがどちら様でしたでしょうか」
黒部の写真家に失礼極まりなく、ぶっ飛ばしモンです。
その他にも研修所で一緒だったAさんや
山小屋の人にも親切にしていただき
久々に いろいろなことを忘れ、楽しい時間を
過ごさせていただきました。
「感謝」以外言葉が見つかりません。
危うかった天候にも恵まれ。
清々しく、暑くない登山を久々に満喫しました。
おかげさまで、内蔵助平を通り黒四ダムには
お昼過ぎに着きました。
皆様にとても感謝しています。
はしご段乗越しから見た 小窓雪渓です。
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