20数年前の思い出、
その昔、小学生の女の子を背負って西黒尾根を
下ってきたことがある。その子はご両親と祖父
と弟との5人パーティだった。女の子は疲れ果
て足を痛がっていたので声をかけるとただ「大
丈夫です」と答えていた。一度は通り過ぎて先
に降りていったのだが、やはり気になって待っ
ていると何時になっても降りてこない。心配に
なって今来た道を登っていくと、ほとんど進ん
でなく休んでいた。 私はここの地元で山岳救
助隊の隊長もやっていますと言い、何か手助け
しますよと声をかけたら女の子は涙目になった。
・・・・この時計はそのおじいさんから頂いた
ものだ。あれからずっと一度も止まらず動いて
いる。
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