
今回はClocher Clocheton La traverse
の紹介です。クロッチャークロシュトン
トラバースとでも読むのでしょうか。
とにかくブレバン(シャモニー谷の北側)と
ランデックスの間にある岩場です。
到着すると、岩場から落ちたのでしょうか
怪我人がヘリでピックアップされていました。
下部からの継続ですが、写真の通り今年は
雪が少ないですね。
この岩場の先にハイライトがあります。
7~8mの岩場の間を投げ縄でロープを掛け
最終的にロープを回収してトラバースするのです。
まずはガイドが投げ縄で対岸のピンにロープを
掛け自分側のピンに固定して、尚且つ末端の
ロープをピンに引っ掛け、引っ張って行く。
渡り終わったら、ゲストにロープを解いてもらい
今度は渡った側でロープを固定し、ゲストにダブル
ランヤードでチロリアンブリッジをしてもらう。
この時、末端をスルーで持っていっているので
反対側の末端をつけてもらい、引いてあげる。
渡り終わったら、すぐにラッペルに入る。
この説明でロープ回収トラバースが分かったら
あなたは天才です。
私も今回はスムースに出来きましたが
次回はうまくいくか、 といわれると・・・
投稿時刻 01:23 ひとりごと | 個別ページ | コメント (3) | トラックバック (0)
どうするか、落ちられた時どうするか
を考えるクレパスレスキューをしました。
雪崩とともに事故も多いので、しっかりと
やらなければなりません。
そそのかされてデモなんぞしてしまいました。
しかし木に登っているわけではありません。
いたって真剣です。
なんせ
失敗は出来ません。時間もかけられません。
汗水たらすのも ダメ。
場所はミディから降りたバレブランシュです。
天気も最高で、早めに終わったので、ついでに
ガイオンに行き岩場のレスキューもしました。
これも避けては通れません。
しかし、
若者と一緒にやると背筋が痛い。
いつかはこのような子供相手に
クライミング教室を開きたいですね。
投稿時刻 03:26 ひとりごと | 個別ページ | コメント (1) | トラックバック (0)
ここはシャモニーから登山電車でモンタン
ベールまで行き、いつも登りではモンタンレース
(氷河研修から帰ってくるときこの長いはしごを
誰が一番かレースをする。ビリはビールを
おごるときもある。)をする長いはしごを下り
メール・ド・グラス(氷河)に下り立ってから
レショ氷河を目指して延々と氷の上を歩く。
ところからまたオーバーハングしている怖い
階段を登る。
正面にはグランドジョラス北壁・・
何回も昔のブログにはその厳しかった
登攀の様子を書きましたが、今回は国際の管理
役ということで平静で見ることが出来ます。
レショ氷河の奥に見えるのがグランドジョラス
この「ありがとう」ブレスレットはシャモニー
に住むジュンコさん(昔はトップモデル)の友人
が気仙沼で介護施設やっていたのですが
震災にあい、それを義援するためにシャモニー
在住の人に広めてましたので、私も仲間に
入れてもらいました。
話は変わっていよいよモアヌ南稜ロングルート
の登攀の始まり午前4時半です。
ここから午後1時半まで、延々と登り続けます。
たかだか見えている頂上の少し先まで
行くだけなのですが、30ピッチ近くあり
とにかく長い。
だんだん高度感も出てきます。
右下から伸びているクラックを登るのですが
面白いけど難儀します。
頂上近くになって登ってきた南稜を
振り返っています。
しかし、
ここからまたドラマが始まりそうな予感が・・
投稿時刻 18:17 ひとりごと | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)