お習字について
一昨日は今年最後のお習字の日でした
私の尊敬する勅使河原里雪先生に会えるのも
今年は最後、本当に尊敬できる師とは字の綺
麗さだけではなく、人にものを教える、その
考え方、人間としてどう接するか、、いって
みて、してみて、させてみて、ほめてやる、
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授業をお受けているその瞬間はまさに涙が出
るほど幸せな時間です、教えるということは
まさにこのようなことを言うのかもしれない
これはなんという字でしょうか?
分かりますか?
答えは最後に
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今回は好きなように好きな思いを浮かべて書く
いわゆる 「キャレ文字」
私は「めでたさも中位なりおらが春」が好き
先生が書いてくれた赤丸の中に好きなように
書くのもやってみました
これは「初笑いつられて笑いをはりけり」
お正月楽しいことがあって初笑いを見た時
つられて笑ってしまった、という”風生”作
の俳句です、
台所に貼ってあるのですが、見るたびに
笑ってしまいます、、
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一番最初の赤い一文字は、私が考える今年
の一文字です、これは今年一年いくつかの
終わりもあり、また出会いというか始まり
もありました、実は当初今年の一文字は
”終”にしようかと考えていました。意味
は終わりというよりは、一つの区切りとい
うニュアンスで考え、一旦区切りをつけな
ければ次に進めないと思ったからです、
でも終わりという字では何か終焉としか感
じられない印象なので、じゃ”続”がいいか
なと先生に相談したら、「う〜ん」続くも
いいけど人生でも一つの区切りの間の”間”
というのはどうかな、と提案を受けた途端
一つの言葉を思い浮かべました。それは
私の好きな落語家先代「桂小文枝」師匠が
笑いは面白い言葉や面白い顔で笑わすんじゃ
ない、言葉の”間”で笑わすのが一流なんだ
という言葉でした。ということで最初の
一文字は”間”です。