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投稿時刻 19:06 ひとりごと | 個別ページ | コメント (2) | トラックバック (0)
12月5日(土)〜6日(日)の
榛名黒岩/セルフレスキュー講習は当初
簡易温泉宿泊所(天神の湯)を使う
予定でしたが、人数が増えましたので
榛名湖畔ロッジゆうすげのコテージに
変更になりました。
参加者みんなで夕食を作り
忘年会を兼ねようと思っています。
それぞれのレベルに合わせますので
誰でも参加可能です。
定員まであと少しですので
ご参加をご希望の方はお早めに
ご連絡をお願いします。
講習内容はロープワーク基礎を元に
自己脱出、引き上げ、コブの通過、
介助懸垂、張り込み救助、etc.
知るではなく、理解するまで
じっくりと講習いたします。
投稿時刻 16:00 お知らせ | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
皆さんもご存じのように
シャモニー谷ツール生まれの
名ガイド、ミシェル・クロは
マッターホルン初登頂の際に
常にリードをしウィンパーを助け
成功したのですが、下山するとき
他のロープで繋がれていた三名と共に
崖から転落して亡くなったのです。
その時、生き残ったウィンパーら3名も
同じロープに繋がっていたのですが
ロープが途中で切れ、助かったのです。
当時、何故もっと強いロープを持って
いたのにもかかわらず、その時最も弱い
ロープを使っていたのか?
何故そこでロープが切れたのか?
スイス政府はウィンパー達三人を
予審裁判にかけた。無罪にはなったが
その後しばらく「切れたザイル」
として疑惑を持たれていました。
ツェルマット山岳博物館では今でも
そのザイルを見ることが出来ます。
そして、この報道でツェルマットは
マッターホルンの町として
一躍有名になったのです。
実は来年のカレンダーにマッターホルン
があって「切れたザイル」の事をふと
思い浮かべ話をすると、結構知らない人が
いたので書いてみました。
投稿時刻 12:28 ひとりごと | 個別ページ | コメント (1) | トラックバック (0)
ミシェル・クロの話は又
この次にします。
昨日は黒岩での講習会
といっても
今までの講習会とは全く違います。
なにがって?
モノの考え方を中心に行いました。
モノの考え方?
そうです。
知っていると言うことと
理解していると言うことの違いです。
ここ数年、どうしたら皆に理解していただき
安全なクライミングがしていただけるか
自分なりに考えて来たことを
最近 実践しています。
例えばラッペルについて 誰もが知っているし
誰もが出来ると思いますが・・
本当に安全にラッペルするには何が大切か
これは理解していないと分かりません。
分かっているという人も、降りたところで
ディバイスを解除していませんか?
投稿時刻 12:24 講習会 | 個別ページ | コメント (2) | トラックバック (0)
イタリア生まれのカレルは
あまりにも独立心が強く
その勝利を他人と分かつことなく
祖国に捧げたい意向だった。
マッターホルンを初登頂した
エドワードウィンパーはこう言って
今まで一緒に試登していたカレルを諦め
やむなくマッターホルンの頂上まで
リードしてくれる別の男を探しにかかった。
ミシェル・クロはシャモニー谷の上流
ル・トゥールあたりで生まれた。
「雪がしっかりしてさえいればどこでも歩けます。
氷であればルートを切り開くことが出来ます。
単に(ガイドの)力だけの問題です。
その力は私にありますので
あなたはついて来さえすればいいのです」
ミシェル・クロがエドワード・ウィンパーに
あったときこう言ったそうです。
またウィンパーも彼に何度かガイドをしてもらい
こう書いてます。
「彼を催促したり、同じ頼みを二度することがなかった
何をどうすればいいか指示をしておけば
不可能なことではない限り、必ずやってくれた」
その非凡な登山能力と氷雪に対して比類のない知識は
ガイドとしてこの上ないものだった。
続く
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