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2009年からスタートしたNHK
大河ドラマ「天地人」の主人公、与六
後の直江兼続と喜平次、後の上杉景勝が
少年期学問を学んだ地が越後一の禅寺雲洞庵だ。
今回仕事の帰りに、いや仕事の一環として
ゲストの方達をご案内させていただいた。
下の写真は学びどころ「方丈」の入り口にある
母神様/日本古来の「母神信仰」に由来するもの
なんと迫力のある・・

表題の「雲洞庵の土踏んだか」は
「関興庵の味噌なめたか」と一緒に
この二大道場で曹洞宗と臨済宗の禅を
学ばなければ一人前の禅僧とは言えぬ
ということから互いに言い合ったものと
伝えられている。

この石畳の下には法華経を一石一文字づつ
刻んで、埋めてあるという。

遠くから来てくれた人に
谷川岳の良さを・・
こんなに近く
こんなに手軽に
本格的なアルペンムード
しかし

私が始めて一ノ倉を登った
昭和40年代かと思うほどの盛況
谷川岳の岩場だって
まだまだ捨てたもんじゃない
地元としてはなが〜い待ち時間も
なぜか ちょっと嬉しい

終わってみれば また一等賞
皆さんには迷惑をかけないという
考えでいつもいます

うん
疲れたなら立たなくていいんだよ
ゆっくり座っていていいんだよ
でも
いつまでも下を向いていないで
いつかは
気持ちだけでも上を向こうよ
まってる

このブログ、山岳ガイドの独り言
じゃないの?
なんて言われてしまいました
もちろんクライミングだってやっています
素晴らしい新緑! まさにまばゆいです
今年の今日この日が5月10何日だったかな
そんなことより とにかく
清々しい この風 この緑と空気のなか
黒岩で登ってきました
榛名は今が一番良い季節ですね


写真は有名な山菜の一つ
ご存じゼンマイである
私たち山屋にも地元の人と
交わしている決めごとが昔からある
それは
ゼンマイには手を付けないと言うことだ
特に新潟の人は言う
「他の山菜は少しぐらいしょうがないが
ゼンマイだけは手を付けないでくれ」と
以前地元の人のゼンマイ作りを手伝った
ことがあった
^^^^^^^^^^^たしか
取ってきたゼンマイの綿毛を綺麗に取って
大きな沸騰した釜に50秒ゆでる
するとゼンマイから灰汁がでて赤茶ける
その後炭を入れて冷えるまでまつ
お湯が冷えたらゼンマイを取り出し
川の綺麗な水で良く洗う
その後ゴザを敷き天日に干す
干しながら ゼンマイをよく揉むのだ
これは おばあちゃんの仕事!?
ゼンマイは山間部の人達にとって貴重な
収入源なのである
^^^^^^^^^^^^^^^^
私は
誤解されないようにキョロキョロしながら
ゼンマイの綿毛だけを取ってくる
この綿毛が必要なのだ
あまり言いたくないのだが
この綿毛、実に素晴らしい
フライマテリアルなのだ
下の写真 右上の茶色くなっているフライは
その昔 ゼンマイの綿毛で巻いた物だ


湖のトローリング
ターゲットはサクラマスとイワナ
大物はなかなか釣れない
だから 熱中してしまうのか
午前4時前からボートを出し
午後19時15分まで永遠と引き続ける
この非生産的な行動を何故と思う
この時間がもったいないから と
英会話をiPotに入れて持っていくのだが
聞いたことがない
15時間以上ひたすらアタリに集中するのだ
ボートは
車の運転と同じでよそ見は出来ないし
もちろん居眠りも出来ない
免許は四級船舶操縦士が必要だが
その試験も私にとってはとてもおもしろい
もう30年近くも前になるが、その時は
法令や船舶の基礎知識等の筆記試験と実技
高速運転、蛇行運転、縦列着岸、救助とあった
教官から「右舷落水」と声をかけられ
救助に向かう・・・
あのころは・・・
そんなたわいもないことを考えながら
ひたすら幻想的な湖面を眺め時間を潰す
時々湖岸に山菜を見つけ取りに行ったり
越後/平が岳や荒沢岳、中ノ岳をみては
ガイドシミュレーションをしてみるが
10分と保たない

今回もターゲットに嫌われた

先日、知人がリストラにあった
本人は努力していたようだが
相当悔しかったのだろう
話している内容からも容易に想像はつく
ところで表題のこの映画
主人公ジョージクルーニーは
会社のイヤな役目を引き受ける「解雇通告人」
一年の大半は海外出張をして、ただひたすら
リストラされる人達に解雇を通告していく
彼自身は独り者、マイレージを貯めることが
唯一の楽しみだが、この仕事に信念もある
相手の立場に立った!? 解雇通告をすることだ
現実を目の当たりに見たというのは
このことかもしれない