国際山岳ガイドのブログ

エッセイ、ひとりごと、山の話、シャモニー、グリンデルワルト、ツェルマット、山岳ガイド、パラグライダーのお話 国際山岳ガイドNAGAOKAのアクティブ日記

2011/10/24

「邂逅(かいこう)の森」熊谷達也/著

9784163225708

久しぶりに新幹線の中にある小雑誌

「トランヴェール」今月号を見た。

その中に秋田マタギに学ぶ自然との共生

の下りがある。

山を「神」と崇め、山をと尊び、その

恩恵を生きる為に 少しだけ授かる・・

マタギは熊を捕るとは言わず授かるという。

「邂逅の森」

慌てて埃だらけになっている本を取り出し

読み返してみた。

本の中に主人公が襲ってきた熊に対し

「おめ〜の仲間を散々殺めてきたから、

こんどはオレを食って生き延びろ」という

下りがある。 まさに背筋が凍った。

これほど、本を読み返してゾクッとした

経験は記憶にない。

今の自然保護のやり方・・

自然との関わり方・・など

今更ながら考えさせられる本だ。

投稿時刻 12:47 書籍 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)

2008/11/15

ミラクルBaby

P1010652

以前クリントイーストウッド
主演のミリオンダラーベイビィー
というのがあったけど
これは違います

この本は私の友人の奥様が
育てる限界といわれている750g
に満たない超低出生体重児の
そらちゃんと出合い

「母」という豊かな未来を
紡いでいく物語です

おっぱい先生(聖マリアンナ小児科)
がこんな事を言ったそうです

「この本には医療関係者が書けない
事が書いてある」と

投稿時刻 23:47 書籍 | 個別ページ | コメント (0)

2008/03/05

お勧めの本

Img_2250
副副題は趣味の教科書
副題は地図&
ナヴィゲーション
最新ハウツーテクニック
表題は「山岳地図の
読み方・使い方」
著者/村越 真
宮内佐季子


これは参考書というよりは
まるで時を忘れさせて
読みふけってしまう
紀行文のようだ

少し専門的な所もあるが
しっかり基礎は押さえてある

一度よ見通すだけではなく
何回も読んでくるうちに自然と
頭の中に地図が立体的になって
くるような

何とも嬉しい本だ

投稿時刻 14:50 書籍 | 個別ページ | コメント (0)

2007/12/11

遭難者を救助せよ

 この本を読み終わったあと一人の山仲間として言葉に表せない
〝さわやかな“ともいえる空気を感じたのはなぜだろう。
 それぞれの人間にそれぞれの人生があるように、彼らもまた将来を模索していたなか山岳警備隊にめぐり合った。
その出合いはとても興味深いものがある。
 この本は決して富山県警山岳警備隊の功績話でも、山岳遭難報告書でも無い。
 ただこのように山岳遭難に対して、自らの危険と表裏一体のところで活動している男たちがいることを知ってもらいたい。 それはとりもなおさず、世界でたった一つしかない命をもっと大切に、
 山に入るときはそれなりの準備をして、そのルールの下に楽しんで欲しいというメッセージが込められている。


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投稿時刻 17:12 書籍 | 個別ページ | コメント (4)

2007/02/16

クライマーズハイの原作者

Photo_16 1991年

「ルパンの消息」

でサントリーミステ

リー大賞を受賞し

その後、人間魚雷

回天特攻隊の悲劇を描いた

「出口のない海」や「動機」

映画で話題を呼んだ「半落ち」

「深追い」「第三の時効」と数々

のヒットを飛ばし、そして2003年

あの「クライマーズハイ」で・・・

私は撮影中一度もお会いでき

なかったので本当に嬉しかった。

話が弾み、時の経つのを忘れた。

実は原作者と直木賞との決別

宣言がなかったら第130回直木賞は

「クライマーズハイ」に決まっていた

とも言われている。

実はその年「半落ち」が直木賞

候補作となるが、選考委員の

北方謙三が話の中で受刑者が

骨髄移植を受ける話を疑問に思い

調べた上、そんなことは考えられない

と選考会で発言、「半落ち」は落選した。

しかし目黒考二は「直木賞にそこまで

言う権威はあるのか」と非難、論議を

呼んだ話は記憶に新しい。

横山秀夫さんも的が外れていると

直木賞と決別宣言をした。

先日幸運にもその話をご本人から

それとなく聞くことができた。

私は何があっても大ファンだ

ちなみに「半落ち」では原作者

横山秀夫さんは法廷記者として

エキストラ出演している。

投稿時刻 22:51 書籍 | 個別ページ | コメント (0)

2006/12/05

ガイドブック/富士山・伊豆・箱根

Book 私の友人でもある

平田謙一氏が

「富士山・伊豆・箱根」

という本を出した

山と渓谷社/本体1500円

YCC仲間では青山と渓谷社と呼んでいる

→そんなことはどうでもいい

→YCC以外 誰もわからん

ところで

この本、地図の見易さが

際立って良く、役に立つアドバイスも

豊富でとても見やすい

彼の非常に真面目な性格は

この本によく現れているみたいだ

彼は青春期クライミング中心

の山登りをしていたが

最近は近郊山岳の自然に興味を示し

ガイドや執筆活動を精力的にしている

同じ「ジャパンアルパインガイド組合」の仲間だ

私はというと、いつものようにミッキーおばちゃまと

散歩をしながら一気に目を通してしまった

Bookmikky

今なら平田氏の直々のサイン入りで

1冊から購入できるので気軽に

私に連絡ください

uiagmguide-kenny@xp.wind.jp

投稿時刻 10:39 書籍 | 個別ページ | コメント (0)

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